学園創立125周年を迎えて

京都橘学園へのご支援のお願い

 時代と共に変化し、成長し続ける。
 「学びで世界を変える」学園をめざして。

 学校法人京都橘学園は、2027年に創立125周年を迎えます。

 人と社会に尽くす自立した人材の育成を掲げ、人々の学ぶ意志に応えられるよう、常に時代の変化に向き合い、さまざまな取り組みを重ねてきました。現在、大学・大学院、中学校・高等学校、こども園に、約10,000名の学生・生徒・園児が集う総合学園へと成長しています。
 地域・企業の皆さまやご家族、卒業生の皆さまには、日頃より本学園の教育研究活動への深いご理解と温かいご支援を賜り、学園関係者一同たいへん勇気づけられております。

 京都橘大学は、2005年に男女共学化、大学名の改称、京都の私立大学として初の看護学部を設置しました。2021年にはAI時代の社会の要請に応える、工学部・経済学部・経営学部を開設。学部の垣根を越えて学び合う教育システムを展開しています。さらに2026年には、デジタルメディア学部、工学部ロボティクス学科、健康科学部臨床工学科を開設します。西日本最大級規模の医療系分野を擁する総合大学として、文理横断教育を推進し、医療・情報・AIの一大教育研究拠点として進化して参ります。

 京都橘中学校・高等学校は、「自立・共生」を教育理念に掲げ、常に先進的な教育を取り入れることで高い実績を確立しています。難関大学への進学実績は飛躍的に向上し、クラブ活動においても女子バレーボールや男子サッカー、陸上競技、吹奏楽、太鼓など、全国レベルの成果を生み出しています。
生徒たちのエネルギー溢れるパフォーマンスは多くの人の心を動かしています。

 たちばな大路こども園は、地域や自治体の皆さまから多大なるご協力を賜り、開園8周年を迎えました。日々の保育の中で、園児たちが心も体もしなやかに逞しく成長することをめざしています。

 京都橘学園のルーツである「京都女子手藝学校」が創立された1902年当時は、西洋の産業技術や文化が次々と流入し、人々の暮らしが刻々と変化する激動の時代でした。その中で、創立者・中森孟夫は、女性が手に職をつけ、経済的自立を図るという先進教育を行い、実学教育の礎を築いてきました。
 今日もまた変化の激しい時代です。グローバル化やIT・AIの技術が急速に発展する一方で、少子高齢化、地球環境問題、地域紛争、経済格差など、新しい質を伴った社会課題が溢れています。本学園は教育研究機関として、すべての人々が幸せに豊かな社会をつくるために、多様な課題に向き合い、解決への道筋をみつけて参ります。

 これまで京都橘学園は、学生・生徒・園児、保護者、教職員のほか、近隣自治体や関係企業・団体の方々、さらには数多くの卒業生によって支えられてきました。皆さまに厚く御礼申し上げますと共に、今後とも学園の活動にご高配を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年9月
学校法人 京都橘学園
理事長片山傳生

125周年記念事業

2026年4月に新設するデジタルメディア学部、工学部ロボティクス学科、健康科学部臨床工学科の学びを支える新棟

  • 各層毎には緑化した半屋外・屋外のテラス空間を連続させたコモンズを配置
  • 地上8階建てで工学・医療系の最先端機器を導入
  • 地域の方もご利用いただけるカフェテリアを新設

中高新校舎 建設整備

  • 生徒一人ひとりの成長を促す教育環境の拡充
  • 2026年初夏の完成をめざし芸術系教室含めた新しい校舎を建設中